枚方山城線(開橋)道路メンテナンス(橋修)工事(京都府)

府道枚方山城線は、大阪府枚方市から京都府木津川市山城町に至る主要地方道で、その中にあり一級河川木津川を渡る開橋は昭和46年に架設されており、これまでにも適切に維持管理を行ってこられましたが、近年の耐震基準に則って平成24年度より耐震化が進められております。今回当社が施工しましたのは、開橋P3橋脚において耐震化及び老朽化対策として、AT-P工法による橋脚耐震補強並びにRMA工法による橋脚底板補強工です。急激な河川水量の増大による被害を最小限に抑えるために、河川断面を極力少なくした新技術が採用され、なおかつ橋脚の長寿命化に寄与した工法が選定されました。

最新工法で河川断面を維持しつつ橋脚耐震補強

現場代理人 : 西山 裕司

本工事は橋脚耐震補強工で、地震による橋梁への被害を防止する事を目的とした耐震補強工事と橋脚の長寿命化を目的とした老朽化対策工事です。本工事に採用された(AT-P工法・RMA工法)は、RC巻立て工法や従来のPCM巻立て工法に比べて、補強部巻立て厚を極度に抑えた(最小34mm)橋脚耐震補強工法で、既設橋脚表面に溝を刻み、従来工法では表面に配置していた補強軸方向筋を、既設橋脚表面に埋め込みエポキシ樹脂で定着することによって、補強に伴う橋脚の肥大化を最小限に抑えることができます。工事施工においては河川水位や気象環境を気にしながら、品質の良いものを作ろうと作業環境に配慮し、無事故無災害で完成させることが出来ました。

工事名
枚方山城線(開橋)道路メンテナンス(橋修)工事
発注者
京都府 山城南土木事務所
工事場所
京都府城陽市寺田地内
竣工
令和 4年 8月
工事概要
"橋脚耐震補強工(AT-P工法)
橋脚底版補強工(RMA工法)
橋梁修繕工 ひび割れ注入・断面修復工
仮設工 鋼矢板圧入・引抜 (一部 上部障害クリア工法)"